クリスマスについて
このページでは、クリスマスってどういう日?クリスマスの言葉の意味や由来・歴史について子供様でも分かるようにご説明したいと思います。
クリスマスの意味
クリスマスは、イエス=キリストの誕生(降臨)を祝う祭りです(キリストの生誕日が正確にいつであったかは分からないという説もあります)。もともとは、多くの民族の間にみられた、収穫を感謝し太陽の再生を祝う冬至のお祝いに家族や友人同士が集まって楽しく会食し、厳しい冬に備えて体力を蓄えるものだったようです。その後イエスキリストがベツレヘムの馬小屋で生まれた日を祝うという宗教的な意味合いが加わって今の形となったようです。
クリスマスの語源・由来
クリスマスの語源は、ラテン語の「クリストゥス・ミサ」の略で、Christ(キリスト)+mas(礼拝)を意味します。クリスマスに良く使われるXmasはX(ギリシャ語「Xtristos(クリストス)」の頭文字)+mas(礼拝)から来ています。Xristosは「油を注がれた喪の」の意味で、「救世主」や「キリスト」を意味します。ですので、X'masのように略称につかうアポストロフィを入れるのは誤りで、「Xmas」または「X-mas」と書くのが正しいです。クリスマスの由来は諸説ありますが、当時のローマでは、太陽神を崇拝する異教が大きな力を持ち、12月25日を、太陽神を祭る祝祭日にしていました。そこで、初代キリスト教の指導者達が、異教徒との対立や摩擦を生むことなく異教徒にキリスト教を広めるため、12月25日をクリスマスとしたようです。
クリスマスツリーの由来
クリスマスツリーの由来には諸説がありますが、使われる木は、もみの木、またその仲間は葉を落とさない常緑樹(エバーグリーン)です。 クリスマスツリーの由来はドイツに起源があると言われています。 厳しいヨーロッパの冬は一面真っ白な雪に覆われ、その中でも葉を失わない常緑樹は、永遠の命の象徴とされ、尊ばれました。ドイツ地方の信仰にモミの木に住む小人が村に幸せを運んでくれるというものがあり、そんなモミの木に花や卵などの食べ物、ロウソクを飾って、その周囲を踊りで囲むことで木に宿る小人がとどまって力を与えてくれるというお祭りがありました。 これがクリスマスツリーの起源になったと考えられています。
クリスマスツリーの星の意味
先述のように、クリスマスとはイエス=キリストの誕生を祝う祭りです。そのため、クリスマスツリーの先端に付いている星は、キリストを意味していると考える方もいるかもしれません。しかし、その星がキリスト自身というわけではないんです。その星は、イエス=キリストがベツレヘムという地で生まれた時にそのキリストの頭の上で輝き始めたと言われている不思議な星で、「ベツレヘムの星」と呼ばれています。 聖書によると東方の博士(東方の三賢者」、「東方の三賢王」)にこのベツレヘムの星がイエス=キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導き、生まれたばかりのキリストに会い、三個の贈り物を贈ったと書かれています。また、この星が実在するかは分かっていないようです。
クリスマスツリーの星のように、クリスマスツリーに付ける装飾のことをオーナメントと呼びます。オーナメントについては
こちらをご覧ください。
サンタクロースの由来
サンタクロースの由来にも諸説あり、上記の小人がサンタクロースという説もあります。 一般的には下記で説明させて頂いた聖ニコラウスがサンタクロースという説が有力のようです。
キリスト教以前の時代には、ゲルマン神話の主神ウォドンや北欧神話に登場するオーディンなど、冬至の祭のときに贈り物を運んできてくれる神が存在していました。言い伝えによれば彼らは、8本足の魔法の馬やトナカイが引くソリに乗って空を駆けます。特にオーディンは、家の扉がすべて閉めきられているときには、煙突から家に入り、贈り物を届けたといわれています。 異教徒たちはキリスト教に改宗しても、冬至の祭にはこうした神々に対する信奉は変わりませんでした。
そこで、この神々の役割を引き継ぐために担ぎだされたのが、4世紀に小アジアのミラの司教だった聖ニコラウスでした。彼はお金持ちで、その富を喜んで人々に分け与えました。ある時、三人の娘たちの嫁入り持参金を作れない父親が、彼女たちを奴隷として売ろうとしていました。それを知ったニコラウスは、金貨の入った袋をその家に投げ入れました。一説によると、彼はその袋を煙突から投げ入れ、 洗濯物として干してあった靴下のなかに入ったといいます。サンタクロースは、異教の神とこの聖ニコラウスのイメージが結びつくようにしてできあがったようです。
近年のクリスマスプレゼントやケーキの予算