『愛』の漢字の由来について

愛の漢字の由来

このページでは、「愛」の漢字の由来や意味について、子供様でも分かるようにご説明したいと思います。

『愛』の漢字の由来

『愛』には様々な由来があります。今回は私が一番しっくりきた『愛』の漢字の由来をご紹介します。

「愛」の原字は「旡+心」です。「旡」は、「既」(いっぱいである)、「漑」(水をいっぱいに満たす)のように、「いっぱいになる」という意味があります。「心がいっぱいになる」つまり「胸一杯になって苦しい気持ち」を「愛」というとして、「切ない気持ちで足の進まないこと」を意味するという説明が『愛』の由来をあらわすものとして有力な1つのようです。

直江兼続の愛の前立ての意味

「愛」は、直江兼続が、かぶとの前立てに掲げた文字としても有名で、彼の生き様を表しています。

前立てとは、兜の正面に付ける装飾のことです。古代、農耕具であった鍬を兜につけたことに始まり、平安末期から室町期頃までは鍬形(くわがた)と呼んで、主に地位の高い武士が兜の正面に装飾として付けたようです。

戦国時代以降はそれまでと違い、各人の創意が反映されるようになって前立にかぎらず、後立、脇立、頭立など多種多様な立物が使用され、足軽クラスも用いるようになりますが基本的に足軽は”合印”(戦場での敵と味方の区別)として重要な意味を持ちました。

武将クラスは戦場で自己アピールをするため、目立つ装飾の凝った素材を使い、金箔押、漆塗りで仕上げたり、更なる付加価値として孔雀の尾など入手困難なものを使ったりしたのでかなりの高額になりました。

話がそれましたが、直江兼続が、かぶとの前立てに掲げた「愛」には諸説 由来があります。

この時代、武将たちの信仰を集めていたのが、毘沙門天と、勝軍地蔵ともいわれていた「愛宕権現」でです。 「愛」はこの「愛宕権現」の最初の文字からとっており、軍神的な要素を取り入れたと言われています。 また、上杉謙信の『義』に対するの教えを学び、愛国心を常に持つためなど、色々と説はありますが、どれも正確な説はなく由来の資料もないようです。



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