このページでは、「打ち合わせとは」といった、打ち合わせの意味や由来、語源について子供様でも分かるようにご説明したいと思います。

打ち合わせの意味としては、「方法・準備・日取りなどについて、前もって相談すること」となり、「会の進行について打ち合わせる」、「仕事の打ち合わせをする」などといった使い方がされます。

また、「下打ち合わせ（したうちあわせ）」というものもあり、これは、「相談の前にあらかじめしておく大体の打ち合わせ。本格的に相談する前に、あらかじめしておく話し合い」を意味するようです。また、ややこしいですが、下打ち合わせは下相談ともいいます。

つまり、打ち合わせの前に、どのような打ち合わせにするか決めたり、大体の打ち合わせをしておくことが「下打ち合わせ（下相談）」の意味のようです。

打ち合わせは、実は雅楽の演奏に由来します。「雅楽」とは、宮中や寺社などにおいて伝わる日本古来の音楽や舞のことです。上代以前から 伝わる日本の音楽や舞に、アジア大陸の諸国からもたらされた音楽や舞が融合し日本化 した芸術で、10世紀頃に大まかな形態が成立し、今日まで伝承されています。

雅楽では笙（しょう）などの管楽器、琵琶（びわ）などの弦楽器、太鼓などの打楽器が使われます。それらのリズムを合わせるために、笏拍子（しゃくびょうし）などの（打ち物）打楽器を打って拍子を取ることを「打ち合わせ」（現在の「打ち合わせ」の語源）と言いました。これが転じて、打ち合わせは「物事がうまく合うようにする」といった意味になり、さらに転じて、現在使われている意味になりました。これが「打ち合わせ」の由来です。


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