福袋の由来
皆さんは福袋の由来をご存知ですか?このページでは福袋の由来や意味をご紹介します。
福袋とは
福袋は、簡単に言えば「前もってその中に色々なものを入れて口を閉じ、お客様にに選び取らせる袋のことです。余興や商店の正月の売り出しなどに出すのが一般的です。現在では、福袋の予約ができたり、「ネタバレ福袋」として、中身があらかじめ分かって購入できるものもあるようです。福袋の意味
では、この福袋にはどのような意味があるのでしょうか?日本で言われている福袋とは、元々福の神として有名な大黒天さまが打ち出の小槌や米俵と共に抱えている大きな袋のことを呼ぶのだそうです。この袋にはお金やお米が入っている訳ではなく、幸運や幸福などが入っています。その大黒さまがやってくるとその袋から福を分け与えてくれると言われています。大黒天とは
大黒さまといえば、左肩に大きな袋(福袋)を背負い、右手に打出小槌を持ち、米俵をふみ、いかにも福々しい姿や日本神話の因幡の白兎に出てくる大国さまを想いうかべるかもしれません。。 しかし、そのルーツは、サンスクリット語でマハーカーラと呼ばれるインドの神様だそうで。この音を漢字にすると摩訶迦羅となり、マハーは大、カーラは黒色を意味するので大黒天と呼ばれるようになりました。 この大黒と大国が同じ音から大黒天と大国主命が同一視されるようになり、日本での大黒さまは福の神というイメージに発展していったといわれています。福袋の起源
福袋はどのように生まれたのでしょうか?実は、福袋を最初に売り出した所については色々な説があります。一つ目は大丸起源説です。元号はキチンとわかっていないのですが、江戸時代から福袋を販売していた記録があったのです。その中身は端切れ(半端な布切れ)などを袋に詰めて初売りの時に販売していたようです。その中には金の帯が入っていることもあり、それが当たりのような感じになっていたようです。
二つ目は、松屋起源説です。新築後初めての新年(明治時代)に一月二日三日四日の三日間に一日二千個の福袋を1袋2円で売り出し、中には3円相当のものもあるという売り出し方をしていたようです。
その他にも仙台の初売りが由来で江戸時代から行われていた、という説や、永楽園という御茶屋(大正8年)がはじめたという説、名古屋の「いとう呉服店」(現・松坂屋)が由来だという説もあります。
以上が福袋の由来になります。現在では、海外でも福袋は発売され、「ラッキーバッグ」というネーミングで売り出されているようです。