ここは弊社“金扇ドロップス工業株式会社”の「飴ができるまで」をお伝えする工場見学ページです。安全面・衛生面等の関係で、実際には弊社では工場見学を実施しておりません。しかしながら弊社の飴がどのように出来上がるかを少しでもお伝えしたいと考え、本ページを作りました。いわゆるバーチャル工場見学です。そのため、予約もいりません!今回は弊社の売上ランキングでも上位人気の「べっこう飴」の製造風景を工場見学にご案内いたします!
今回はこちらのべっこう飴の作り方をのぞいてみましょう!
べっこう飴 の工場見学
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弊社は東海地方(愛知県)で飴の製造業を営むキャンディメーカーです。創業の1950年から飴だけを作り続け、今も代々受け継がれる伝統の技術と製法でお作りしています。今回は、人気商品・べっこう飴ができるまでをご紹介いたします。弊社の製造風景をご覧いただき、ものづくりの仕組みや食育に繋がれば幸いです。それでは、まずは工場の中へレッツゴー! |
皆さんは、飴の原料をご存知でしょうか?飴は、砂糖と水飴が主な原料となります。まずは、砂糖と水飴を高温で焚(た)き上げます。弊社では昔からの製造方法である地釜による直火焚きにて製造しております。100度まで温度を上げずに素早く焚き上げる真空釜と異なり、焦げる寸前までしっかり焚くことで飴のおいしさに深みが出ると考えております。もちろん保存料は不使用。シンプルな素材で味に深みを出すためには、このような工夫を凝らしております。 |
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砂糖と水飴が充分に焚き上がったら、釜から鉄板に流します。鉄板は飴を冷却する冷却板になっており、ここで飴を練ることができるまで冷まします。
炊きあがった直後のべっこう飴は、まだ少し白っぽいんですね! |
飴を着色し、飴をたたみ合わせたり、こねたりしながら硬さや色、味が均一になるように混ぜ合わせ、練っていきます。アツアツのうちに混ぜないと、味や色にムラができてしまいますので、手早くやっていきます。結構簡単にベロンっとめくっているように見えるのですが…実はとっても難しいんですって!また、夏だと特に温度が高くてますます大変な作業。これができるようになるのも、一人前への道なんですね…! |
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均一に練られた飴を却されたキャンデーの固まりを、「バッチローラー」という機械に乗せて飴を回転させて円形を維持しながら少しずつ細長くしていきます。完全に冷却されて固まってしまわないよう、機械の上部にはヒーターが付けられています。 |
十分に飴が細長くなったら、「スタンピング」という飴の形に型押ししてくれる機械に絞り込むように棒状に伸ばしたながら通します。 |
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飴の形に型押しされて、飴が次々出てきます。ようやく製品と同じ飴の形になりましたね! |
ふるいをかけながら、少しずつ飴を移動させ、冷ましていきます。ふるいにかけるのは、飴同士が重なってくっつかないようにするためです。
上から冷風を当てて少しずつ冷まします。 |
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ふるいでの冷却作業が終わったら階段に乗せ、冷却コンベアの最上段まで運びます。 |
飴が高い温度のままだと袋詰めの際にべとついたりするため、ステンレス製のネットコンベヤにて運搬しながら少しずつ冷却します。 |
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飴は、急速に冷却すると結露したり、割れたりします。そのため、ふるいや段になったコンベアで何工程にも分けてゆっくりと時間をかけて冷やします。 |
ベルトコンベアで飴をゆっくり流し、割れたり、ヒビがはいったりしている規格外品をスタッフが選別します。
流れている飴を人の目でもしっかり検品し、品質のムラを極力なくしていきます。 |
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ピロー包装機で1個1個、個別包装にしていきます。ピロー包装機とは、飴を包むフイルムが上から下に流れて包装を行う包装機です。すごい速さで飴を1個1個包んでいますね! |
“べっこう飴”のできあがり!飴1つ1つの包装をよく見ると袋の形がピロー(枕)状になっていますね!袋の中に少し空気が入っていることがポイント。
そうすることでクッションになり、梱包時や配送時に大きな衝撃が加わって飴が割れてしまうことを防いでくれます。
…とはいえ、飴は繊細なので衝撃は厳禁。最後に金属混入がないかチェックします。
そして、梱包が終わるまでの間、細心の注意を払っています。 |
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