お供えのマナー
ここでは、現在用いられている「ごく一般的」なお供えに適したものや種類、相場(金額)やお返しなどのマナーついてご紹介しています。 |
そもそも、「御供」の意味とは?
仏前や神前に供えるもののことです。お供え物の意味は故人の霊を慰めるためだと言われています。
仏教では香、花、灯明、水、飲食のことを「五供(ごくう)」といい、仏様にお供えする最も基本的なお供え物です。
このことから、お供え物として好ましいものは、線香 ろうそく 果物 お菓子 缶詰 五穀 故人が好きだったもの等が良いとされているようです。
一方、神道では米、塩、酒などが代表的なお供え物で、「神撰(しんせん)」と呼びます。
玉串、野菜や果物、魚などを供えることもあります。
このことから、お供えとして果物 お菓子 魚などの海山物 お酒 五穀 個人が好きだったものが良いと言われているようです。
このようにお供え物には、食品や飲料、線香、ろうそくなど、後に残らないもの、消費できるものが良いとされています。
お供えをした後に「仏様からのおさがり」として、それらをみんなで分け合っていただくことが供養、ご利益につながるとされています。
ですので、持ってきて頂いたお供え物を、その場で分けて配る場合が多いようです。
そのことを踏まえながら、今回は食品(特にお菓子)の選び方に焦点を当てたいと思います。
※ただし、地域や宗派によってしきたりがある場合があるので、事前に確認するようにしましょう。
お供え物として選ぶ「食品」の注意点
参列者で分けて持ち帰りやすいよう、以下に留意して選びましょう。・個包装されているもの
・常温保存できるもの
・長期日持ちするもの
以下に該当するものは避けましょう。
・お肉や魚(「殺生」を連想するため)
・ネギやニンニクなど、においのきついもの
・辛みの強いもの
上記のことをを踏まえると、お煎餅などのお菓子や乾物が多いようです。
個包装の観点や和菓子より長持ちするため、洋菓子から選ぶ場合も多いかと思いますが、クリームがついたケーキなどは避けましょう。
お供え物のお菓子の色について
お供え物のお菓子としては落ち着いた色のものが好ましいです。 お気に入りのお菓子などあると思いますが、派手なパッケージの場合はお供え用の落ち着いた仕様のものがないかやお供え物用の包装紙、ラッピングが無いかを確認しましょう。 故人が大好きであり、親しい間柄である場合などは、色合いについてはそこまで気にしない場合もあるようです。お供えの金額の相場について
お供えするお菓子の金額相場は5千円〜1万円、毎年のお盆などの法事のお供え物の場合は3千円〜5千円が一般的のようです。 しかしながらお盆などの法事のお供え物は毎年のことなので、あまり負担のない金額が相当です。故人との間柄や地域性などにより柔軟に金額を検討しましょう。お供えのお返しの品物や金額について
葬儀、法事、法要に香典やお供えを頂いた場合、お返しをするのが礼儀です。お返しの相場の金額はお供え物や香典をいただいた金額の3分の1から半分と言われています。 例えば5000円のお供え物の場合のお返しは1,500円〜2,500円程度となります。 お供えの額によらず2000円〜5000円程度とする場合もあり、こちらも毎年のお供え物のお返しの場合は長年行うことも考え、負担の少ない金額が一般的なようです。 また、品物についてもお供え物のお菓子などと同じように後に残らないもの、消費できるものが良いとされています。飴の引っ越し祝いを贈る前に、まずは自分で試したい方へ。
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