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さくらんぼについて
さくらんぼとは5月下旬から7月中旬がおいしい旬のさくらんぼ。そんなさくらんぼの語源や、品種、育て方(栽培)や時期について、子供様にも分かりやすくご説明いたします。 |
さくらんぼの語源についてさくらんぼは、なぜこのような名前になったのでしょうか。
語源にはいくつかの説があります。1つ目は、「さくらんぼう」の「う」が取れたという説。昔、さくらんぼの実を人として考えたり、実の形を坊主の丸い頭に見立て、「桜ん坊(さくらんぼう)」と言われていたという説です。
2つ目は、さくらんぼがセイヨウミザクラの果実であるため、「ぼ」うあ「ぼう」というのは、「あかんぼう」などのようにかわいらしいものの形容であり、セイヨウミザクラの果実の愛らしさにあてはめられ、「さくらんぼ」となったという説です。
そのほかにも、さくらんぼは「桜桃(おうとう)」とも呼ばれるように、この「桜桃」を「さくらもも」と呼び、それが訛った(なまった)という説などがあるようです。
さくらんぼの品種さくらんぼの品種にはいくつかありますが、一番有名なものは「佐藤錦(さとうにしき)」です。国内で一番多く生産されており、旬の佐藤錦の甘さと酸っぱさのバランスの良い味は、現在の品種の中で最高の部類に入ると言われています。ちなみに名前の由来は、交配育成した山形県東根市の佐藤栄助さんにちなんで1928年に命名されました。苗の販売業者が、渋る佐藤さんを押し切り「砂糖のように甘い」という意味も込めて名づけたと言われています。
そのほかにもさくらんぼの品種としては、酸味が少なく果肉が固い「南陽」や、完熟前は酸味が強いが旬になると味が濃く美味しくなる「ナポレオン」、ロックポート・ビガロや伊達錦とも呼ばれ、一番早く出回り、旬のものは佐藤錦とそん色ないと言われる「高砂」などがあります。また、国産ではなく、輸入物のさくらんぼのことをアメリカンチェリーと呼び、日本でさくらんぼが旬でない時などに出回ります。色や味が濃く、国産に比べて安価に手に入るため、最近注目を浴びています。ちなみに、一般的に輸入されているサクランボの事を総称してアメリカンチェリーと呼んでいますが、実際には全てアメリカからと言う訳ではありません。
さくらんぼの旬な時期について国産のさくらんぼは、品種にもよりますが、主に5月下旬から7月下旬頃が旬となり、一般に出回ります。佐藤錦が出回る時期は5月後半から6月にかけてが旬となります。そのため、一番お値打ちに購入できる底値は6月中旬〜6月下旬とされています。さくらんぼ狩りもこの時期に行なわれます。また、チリやニュージーランド産のアメリカンチェリーは、11月〜12月が旬となり、日本産が出回らない時期に出回るため、人気が出ているようです。
さくらんぼは、このように楽しめるのはほんのわずかな期間となっており、収穫後に長期保存することもできません。そのため、さくらんぼは赤い宝石ともいわれ、高級な果物なのです。
現在では、ハウス栽培(温室栽培)のさくらんぼも栽培されており、4月から通信販売でさくらんぼを購入できたり予約できたりするようです。また、ハウス栽培のさくらんぼ狩りもあり、こちらも4月から開始されるようです。
愛知県のさくらんぼ狩りについて調べましたところ、愛知県でさくらんぼ狩りできるところは見つかりませんでした。愛知県からアクセスしやすい場所でのさくらんぼ狩りでしたら、山梨県南アルプス市、長野県飯田市、滋賀県竜王町が愛知県からさくらんぼ狩りで行かれる方が多いようです。ご参考までにどうぞ。
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