非常食(保存食)用に飴の備蓄をおすすめする6つの理由
近年の台風や地震、大雨など相次ぐ自然災害により、家庭内備蓄用食料が再注目されています。
農林水産省によると備蓄食料品を最低でも3日分、出来れば1週間分程度の確保が推奨されています。「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」内では不測の事態が発生した場合には、不便な生活を強いられることから、精神的ストレスをやわらげ、エネルギー補給効果もある「おやつ」を、適宜、備えておくと良いと記載されています。その「いざという時の備え(備蓄食料品リスト)」には菓子類として飴が含まれており、飴の備蓄が推奨されています。
飴は保存食として優れた点が多いため、弊社でも備蓄をおすすめしております。具体的には下記のような利点があります。
1.賞味期限がほかのお菓子より長いので保存向き
主な原材料が砂糖と水飴であり水分が非常に少ないため腐る心配がほぼなく、経年による風味の劣化がある程度です。
飴は賞味期限が製造から1年間と長期間の保存がきく食品です。賞味期限であり、消費期限ではないため、1年間を過ぎても風味の劣化は起こりますがすぐに食べれなくなるわけではございません。 買い足しながら消費することが難しいご家庭では、適宜、長期間の保存に適した食品の割合を高めることも農林水産省より推奨されています。
2.小さいので保管スペースが少なくて済む
飴は小さいのにハイカロリー。そのため、少しの量でも備蓄しておけば万が一の時に助かったということも起こりえます。災害時、非常時の備蓄品は持ち出すことを考えるとコンパクトにすることが望ましく、小さな雨は備蓄品に適していると言えます。飴は個包装になっているものも多いため、備蓄スペースがない場合は外袋から取り出して数粒入れるといったことも可能です。
3.カロリーが高く、すぐに栄養になる。
飴は極端に言えば砂糖の塊のため、とてもエネルギー摂取効率の良い食品です。例えば当店のフルーツドロップは100gあたりのエネルギーが389kcal(キロカロリー)となり、炭水化物(糖質)は97.2gとなります。糖質の中でも砂糖は体内ですぐにブドウ糖に変化して血液を通して体中に運ばれ体内に吸収されてエネルギー源となります。食べてすぐにブドウ糖に変わる砂糖は速効エネルギー源として役立ちます。
4.精神的な癒しになる
様々な味やフレーバーがあり、カラフルなキャンディは精神面でも癒しになります。弊社では動物などの絵柄を職人が飴に手作りで入れた細工飴も製造しており、絵柄付きの飴も災害時にはお子様などのストレス緩和になるかもしれません。 身体は酸素を使ってブドウ糖を分解してエネルギーをつくり出しますが、ブドウ糖が不足すると低血糖になったりして疲労度が増します。疲れたときに甘いものが欲しくなるのはこのためです。
5.いつでも水無しで食べることができる
保存食はお米やレトルト食品、最近ではフリーズドライ食品など、お湯などで調理するものが一般的です。缶入りのパンや乾パンなどもありますが、水分が少ないものが多く、水分と一緒に食べないと喉に詰まる可能性があります。飴は唾液の分泌により食べることができますので、水分が必要ありません。
6.唾液の分泌が促され、病気の予防になる
唾液が少ない方はのど飴などを摂取し唾液の分泌を促します。唾液には口の中の細菌の働きを抑制して、病気を防ぐ働きがあります。 唾液は消化液にとどまらず、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防、日本人の死因の上位を占めるがん、脳卒中、肥満や生活習慣病の予防、歯周病や誤嚥性肺炎などの感染症予防、アンチエイジングなどにも深く関わっていると言われています。
わたしたちの体は、咽喉から肺までの気道の粘膜に線毛という器官があり、これが気道に入った異物を外へ掻き出してくれています。線毛が正常に働いていれば、肺に入りかけた異物も30分ほどかけて排出されます。ところが、空気が乾燥して喉の粘膜も乾くと、この線毛の働きが低下してしまいます。マスクの着用で喉を保湿することは、ウイルスの防御にもつながるのです。同じく、保湿という観点では、飴をなめるのも有効です。新型コロナウイルス感染症対策でも、マスクがなければ“のど飴”で保湿をお勧めする医師の方もいらっしゃるようです。
※本ページでは厚生労働省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」を参考にご案内しております。
農林水産省では、食料安全保障の観点から、地震などの大規模災害や新型インフルエンザなどの新型感染症といった緊急時に備え、日頃から家庭での食料品の備蓄に取り組むことを推奨しています。
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